監視カメラ画像を初動捜査に活用しようと、愛媛県警通信指令課と愛媛綜合警備保障(松山市)は9月、窃盗や不法侵入事件の発生直後に同社カメラに写った犯人画像を県警にメールで提供する「メール110番」の運用を始める。同課によると、民間企業とのカメラ画像提供の申し合わせは県内初。 同社の警備場所で事件があり、カメラに犯人が写っていた場合、即時に県警へ画像をメールで送る。県警は事件発生から20分前後で、警察官が携帯するデータ端末やパトカーに画像を配信する。 従来の書類による照会は、時間がかかり初動捜査に活用しづらかった。メール110番の画像は初動捜査のみに利用。捜査関係書類に証拠として添付する際は、従来通り書類で照会する。
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