愛媛県松山市は21~27日、災害時に飲料水を確保するため、市内4小中学校の地中に設置している緊急用貯水槽(容量50~100トン)の点検と操作訓練を実施している。 学校行事に支障を来さないよう夏休みに毎年実施している。26日は水道管理センターの職員12人が、新玉小(同市千舟町8丁目)グラウンドの貯水槽(容量50トン)を点検した。上水道配水管とつながっており、平時は槽内を水が循環。災害時には配水管の弁を閉め、5500人の3日分の飲料水を確保できる。 センター職員は操作に使う工具や器具を点検し、給水手順を確認。貯水槽の流入・流出弁を閉め、蛇口の付いた給水スタンドを設置した。水を吸い上げるポンプが一時不調になったが、30分弱でスタンドから水が出るようになった。塩素濃度を測定し、水質を確認していた。
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