Quantcast
Channel: 愛媛新聞
Viewing all articles
Browse latest Browse all 34024

6次産業化の先進例学ぶ 宇和島で講演会

$
0
0
 宇和島圏域の地域経済活性化について考える講演会が23日、愛媛県宇和島市弁天町1丁目の道の駅「きさいや広場」であり、高級和菓子製造販売「源吉兆庵」(岡山市)の河藤誠紀専務執行役員(56)が同社のブランド戦略や6次産業化への取り組みについて語った。 宇和島商工会議所主催。同社と3月に農産物提供に向けた連携協定を結んだ宇和島、鬼北、松野の3市町、JAえひめ南関係者ら約150人が参加した。 河藤氏は「Wagashi(和菓子)の心を世界へ」という企業スローガンを紹介。同社の創業からの歩みに沿って、将来の和菓子の在り方、需要を考えた別会社設立や世界進出など、ブランド力を高め維持してきた事業展開を説明した。 また「近年の天候不順などで良質な果実の安定確保が急務になっている」という現状に触れ、「産地と企業が一体となった商品作りには双方に利益がある」と、岡山県でのマスカットの事例などを挙げて6次産業化の意義を強調した。 同社は宇和島圏域への加工場建設も検討しており「全量供給の加工向け栽培ができれば、収入の安定化や雇用の創出だけでなく、生産圏域のブランド化につながり、さらに付加価値が生まれる」と述べた。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 34024

Trending Articles