愛媛県内で多発する特殊詐欺事件や性犯罪被害を未然に防ごうと、県警生活安全企画課は７日、松山市三番町８丁目のＪＡ松山市本所で、ＪＡ職員対象の防犯講習会を開き、窓口や渉外を担当する女性職員ら約９０人が日ごろの心構えなどを学んだ。 同課の佃和泰警部補が、昨年県内で９２件の特殊詐欺事件があり、計約２億５２００万円の被害が出たと説明。今年１～５月末の被害の約４割が還付金詐欺で「窓口や現金自動預払機（ＡＴＭ）での声掛けは金融機関の防犯の第一歩」と徹底を呼び掛けた。 性犯罪の防犯講習では、女性警察官が「家のドアを開けるときも油断せず周りに気を配る」「防犯グッズを活用する」など被害に遭わないための５カ条を紹介し、護身術も実演した。
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