愛媛県は20日、宇和島、愛南の市町境の尾根沿いに建設計画中の風力発電施設「槙川正木ウィンドファーム」(事業者・ガイアパワー=徳島県)の環境影響評価方法書について、詳細な騒音調査などを求める知事意見書を経済産業相に提出した。 「槙川―」は2500キロワットの風車を10基建設する計画で、2016年12月の運転開始を目指している。 意見書によると予定地周辺では、ほかに3事業者が計43基の風力発電施設の建設を計画しているため、工事中や運転開始後の複合的な騒音や動植物への影響を評価するよう求めたほか、住民の健康被害が懸念される騒音や低周波音に関し、調査地点と回数を増やすことも盛り込んだ。
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