高知県境に位置する愛媛県西予市城川町窪野の三上茶堂で18日、三上集落住民が、近隣集落の人らを茶やまんじゅうでもてなす恒例のお接待があった。強い日差しの中、訪れた人は日陰で一休みし、世間話に花を咲かせた。 城川地域には集落ごとに50余りの茶堂があり、1978年に茶堂などの習俗が国選択無形民俗文化財となった。三上集落は25年ほど前に3集落が合併し誕生。住民は当時約40人いたが、現在は5世帯10人に減り、全員75歳以上となっている。 前夜から集落の女性らが中心となってしば餅や山菜の煮物などを準備。お接待で、茶堂そばの県道を行き来する人らに振る舞った。
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