高温少雨でかんきつ栽培への悪影響が懸念される中、JA西宇和の真穴共選(愛媛県八幡浜市真網代)は19日、水の神「竜王様」がまつられている西予市野村町大野ケ原の竜王神社や地元のミカン園地で雨乞いを行い、降雨を祈った。2008年以来5年ぶり。 共選の役員ら9人が神社を訪れ、祝詞をあげ玉串を奉納。竜王様がすむといわれる神社裏の池から水を持ち帰り、「降雨で川が潤うように」との願いを込めて八幡浜市真網代と穴井両地区のミカン園地近くの川に流した。 八幡浜地区消防本部によると、8月1~18日の降雨量は計2ミリで、平年の132ミリを大きく下回っている。同共選の渡辺勇夫共選長(44)は「農家はお盆や休日返上で摘果作業をし、体力的にも厳しい状態。おいしいミカンを作るためにまとまった雨が欲しい」と待望している。
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