看護の仕事に理解を深めてもらう出前授業(愛媛県看護協会主催)が7日、西予市宇和町卯之町4丁目の宇和高校であり、市立野村病院看護師長の山本静子さん(53)が仕事のやりがいや経験談などを披露した。 3年生約120人が参加し、山本さんが手術室や救急現場での仕事内容を説明。訪問看護は「山間部が多く大変だが、患者は心待ちにしてくれている」と述べたほか、「(患者への)コミュニケーションや気遣いも重要な看護技術。多くの人が医療職に就いてほしい」と呼び掛けた。 授業では生徒が聴診器で同級生の心音を聞くなどした。兵頭沙霧さん(17)は「将来の参考になった。患者の体だけでなく、心や生活も支えられる看護師になりたい」と話した。
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