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重文3刀剣、所在不明 伊予市・新居浜市

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 愛媛県伊予市と同県新居浜市の個人が所蔵していた国重要文化財(重文)の刀剣計3点が所在不明になっていることが15日、文化庁などへの取材で分かった。同庁は「重文は、後世に伝えるため保護するよう国が指定した大切な宝で、なくなることがあってはならない。今後も情報収集し、発見に努めたい」としている。 同庁や県教育委員会などによると、不明になっているのは伊予市の「刀(無銘)伝・助真」(鎌倉時代、長さ65.6センチ)、新居浜市の「太刀(銘・行秀)」(平安時代末、長さ71.2センチ)と「剣(銘・國永)」(平安時代、長さ32.1センチ)で、ともに個人所有とされていた。 伊予市の1点は1980年に県教委が行った県内文化財の全点調査で所在を確認できなかった。当時、所有者は「65年前後に人を通じて売却した」と話し、県教委は関係者にも当たったが発見できなかったという。その後、所有者は県外に転居し既に亡くなっている。 新居浜市の2点は同一人物が所有していた。2009年に同庁が全都道府県で実施した個人蔵の刀剣(国宝、重文)の所在調査で不明と分かった。所有者は亡くなり、遺族が捜索している。

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