松山(愛媛)―上海線を運航する中国東方航空(上海市)が10月27日からの冬季ダイヤで現在の週4便からの減便を検討していることが16日、分かった。昨年9月の沖縄県・尖閣諸島国有化以降、搭乗率は低迷。鳥インフルエンザの影響もあり、2013年4~7月は30%台で推移し、採算ラインとされる5~6割を割り込んでいる。減便されれば04年7月の就航以来初めてとなる。 同社松山支店は「現状維持か、それ以外の選択肢を本社と折衝している」とコメントした。関係者によると、減便は週2便化を軸に調整中。昨年10月に定員120人から150人に拡大した機材も縮小の方向で検討しているという。 同路線は週2便で運航スタート。12年4月に3便化、10月からさらに1便増便し、4便となっていた。しかし、尖閣国有化の影響で11月の搭乗率は単月では過去2番目に低い26.0%に落ち込んだ。
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