三重県伊勢市の神宮相撲場で今月6日にあった相撲の全日本ジュニア体重別選手権大会で、愛媛県の野村高3年山口清澄君(17)が80キロ以上100キロ未満級で優勝した。自身初の全国大会制覇で、「まさか優勝できるとは思っていなかった。本当にうれしい」と喜び「もっと力を付けたい」と意気込んでいる。 山口君は6月の四国予選を1位で突破。全国大会では、各地区予選を勝ち抜いた9人が総当たりで争った。 体重が93キロで9人のうち2番目に軽い山口君は、多彩な技で初戦から6連勝。7試合目は勝ちを意識し過ぎて敗れたが、優勝候補との最終戦では「負けてもいいから思いっきりやろう」と気持ちを切り替えた。土俵際まで追い込まれたが、体をひねってすくい投げ。1敗を守って栄冠を手にした。
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