全国に誇れるミカン産地で働いてみませんか―。ミカンのまち・愛媛県八幡浜市で、収穫作業などの人手が不足する繁忙期に合わせ、農家とともに働く有償ボランティアを都市部から募る取り組みを、地元の有志らが進めている。市内のみで使用できるクーポン券を報酬として配り、地域経済の活性化にもつなげたい考えだ。地元の農家や松山市の有志でつくる「八幡浜お手伝いプロジェクト実行委員会」(北川裕子代表、9人)が、高齢化などによる農家の担い手不足に一役買おうと企画した。サラリーマンや主婦、大学生などの20歳以上を対象に約50人募集。「お手伝いワーカー」として登録し、10月から来年2月までの間に1人計3日程度、収穫や選果、袋かけ作業などをしてもらう。現在、32軒の農家が受け入れを予定しているという。
↧