愛媛県宇和島市で早場米の収穫が始まり、肌を刺すような日差しの下、金色の稲穂が敷き詰められた水田で、生産者は汗を流している。お盆ごろに最盛期を迎え、9月上旬まで続く。 同市津島町岩松の岩松川沿いでは9日、複数の農家が稲刈り。トンボが舞う水田は秋を感じさせる風景を見せているが、強烈な日差しは真夏そのもの。山崎巌さん(66)=同市津島町高田=はコンバインの運転席にパラソルで日陰をつくり、次々とコシヒカリを刈り取った。「かなり暑いが、台風や大雨が少ないため稲穂が立っており作業がしやすい。香り高い新米が食べられそうだ」と笑顔で語った。
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