国土交通省と愛媛県、重信川流域4市町でつくる重信川水系水質汚濁防止連絡協議会(水濁協)は1日、松山市市坪西町の重信川支流で水質事故の被害抑制へ実地訓練を行った。油や薬剤の流出に備え、オイルフェンスなどを使用した事故処理方法を確認した。 訓練には水濁協の約50人が参加。農業用ハウスの重油タンクを撤去中に排水口が破損し、重油50リットルが農水路を通じ支流に流出したと想定した。 事故対応を担う松山市下水道サービス課の職員10人が指示に従い、油膜の吸着性の高い活性炭を使用したオイルフェンス2本を約10分間で手際よく設置。吸着マットを使った油膜の除去方法を確認した後、中和剤に見立てた水をまいた。
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