みんなも手話に興味を持ってね! 聴覚障害がある愛媛県松山市立味酒小学校6年谷岡真帆さん(12)が教員2人と制作した手話勉強用パソコンソフトが、2013年度学習デジタル教材コンクール(学習ソフトウェア情報研究センター主催)で最優秀の文部科学大臣賞に選ばれた。谷岡さんは「手話や聞こえない人のことを分かってくれる人がもっと増えたらいいな」と期待している。 制作したソフト名は「手話のたからばこ」。谷岡さんが日ごろよく使う手話120単語を動画と手描きイラストで紹介し、ゲームを通じ楽しく手話を学べる。印刷して遊べる手話かるたもおまけに付けた。手のひらをかたどった「てっち」と忍者姿の「シュワ丸」というキャラクターも登場させた。 同コンクールで入賞経験があり、制作を提案した小早川誠二教諭(46)によると、味酒小では10年から、毎年11月の人権集会で全校児童が手話をしながら歌っており、継続して手話を身近に感じてもらおうと、谷岡さんを中心に構想を練った。担任の楠岡正輝教諭(40)は手話表現の助言をした。 ソフトを使う場合は「手話のたからばこ」で検索する。
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