東日本大震災被災地の実情を知ろうと、愛媛県内の高校の1~3年生16人が5日、津波などで甚大な被害を受けた宮城県七ケ浜町へ出発した。現地で2日間、ボランティアをしながら被災者らと交流を深める。 高校生の現地訪問は昨年に続いて2回目。参加生徒の所属は北条高、松山西中等教育学校、愛媛大付属高、松山南高、済美高の5校。津波被害を受けた田畑を耕作地に戻すため、機械で取り除けない石を拾い集めるほか、地元児童らとメッセージ入りの額を作ったり、ミカンパウダーを生地に混ぜた八幡浜高商業研究部製のクッキーを贈ったりする。地元民宿に泊まり、被災者から直接、震災当時や復興の現状を聞く。
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