四国電力の千葉昭社長は5日、家庭向け電気料金の値上げ幅を政府が決めた平均7.80%に修正し、6日に経済産業省へ申請することを明らかにした。愛媛新聞社の取材に答えた。即日認可される見通しで、33年ぶりとなる値上げを9月1日から実施する。 四電は伊方原発(伊方町)の全基停止で代替の火力発電の燃料費がかさんだ影響で業績が悪化し、2月に平均10.94%の値上げを申請した。経産省の専門委員会で人件費や燃料費などが削減され、値上げ幅は申請時に比べ3.14ポイント圧縮された。家庭向けの圧縮で、平均17.50%の値上げとしていた認可が不要な企業向け大口電気料金は平均14.72%となった。 千葉社長は6日に経産省へ申請内容を修正して提出し直し、認可を受ける予定。提出後に高松市で記者会見を開き、利用者に理解を求める。
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