届け、書に込めた思い―。第6回全国高校書道パフォーマンス選手権大会(書道甲子園、実行委員会主催)が28日、愛媛県四国中央市中之庄町の伊予三島運動公園体育館であった。日本一の紙のまちに過去最多の20校(14都府県)が集い、大分(大分市)が2年ぶり3回目の優勝を果たした。県勢では三島が3位に入った。 各出場校は1チーム5~12人で編成。はかま姿や工夫を凝らしたコスチュームで音楽に合わせて大筆をふるい、縦4メートル、横6メートルの紙に人との絆や夢、希望などのメッセージを表した。気迫のこもった演技や作品に観客ら約5000人が拍手や歓声を送った。 大分は高崎山と別府湾の絵を背景に、ふるさとへの思いを書いた。2年下平萌花さん(16)は「昨年連覇を逃したので優勝できてうれしい」とほほ笑んだ。 優勝作品は同市川之江町の紙のまち資料館で1年間展示される。
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