松山城の自然に親しんでもらおうと、愛媛大理学部生物学科の学生5人がこのほど、松山城の登城道で見られる動植物を紹介した「松山城山自然観察マップ」を製作した。マップは観光客などに好評で、松山市はマップの増刷を準備。学生らは「一人でも多くの人に手にとってもらいたい」としている。 マップは、渡辺奈央さん(20)▽阿部博文さん(21)▽八塚敦輝さん(21)▽吉見翔太郎さん(20)▽若崎沙織さん(20)―が作った。愛媛大が予算10万円を出し、学生が自由に課題研究を進める「プロジェクトE」を活用した。 きっかけは渡辺さんの提案。渡辺さんは日本野鳥の会愛媛の会員として小学3年のころから野鳥観察を続けており、30年分の同会報誌207冊分のデータをマップ形式にまとめようと持ちかけた。
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