愛媛県西条市出身のテノール歌手秋川雅史さんのヒット曲にちなみ、亡くなった大切な人に宛てた「千の風になったあなたへ贈る手紙」の1次選考が27日、始まった。国内外から寄せられた1340通を高校生から80代までの市民選考委員約100人が審査、8月20日までに200通にしぼる。 市と「千の風」手紙プロジェクトの主催で2月から3カ月間、手紙を募集した。 27日は市総合文化会館(同市神拝)で選考説明会があり、委員約60人が出席。市の担当者が審査ポイントなどを説明し、「生きる元気と勇気が湧く作品を選んでほしい」と述べた。会場には手紙のほか、同封されていた写真なども並べられ、委員は応募作に込められた思いをかみしめるように見入っていた。
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