台湾・台中市などで高級スーパー３店舗を展開し、昨年から県産かんきつを取り扱っている商社・裕源（神奈川県厚木市）の謝明達社長が２５日、産地視察のため来県し、愛媛県伊予市のミカンハウスを見学した。同社は早速６トンを注文し、９月上中旬に販売する。 同社は、台湾へのかんきつ輸出に取り組むえひめ愛フード推進機構（事務局・県ブランド戦略課）の売り込みで、２０１２年秋に温州ミカンなどの販売を開始。同１１月に中村時広知事の台湾訪問に合わせて愛媛県フェアも開催、１２年度は温州など３．４トンを扱った。 台湾では中秋節（今年は９月１９日）に果物などを贈る習慣があり、同課がハウスミカンの初取引を実現しようと招いた謝社長は、伊予市双海町串のハウスでミカンを試食。「甘くて、まろやか。お客さんも気に入るはず」と評価した。
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