第23回参院選は21日投開票され、新人5人が争った愛媛選挙区(改選数1)では自民党新人で前四国中央市長の井原巧氏(49)=公明党推薦=が37万3047票を獲得し、他の4候補に大差をつけて初当選を決めた。自民党は2007年の参院選で失った議席を奪い返し、県内の衆参選挙区で全ての議席を獲得した。 愛媛選挙区で初めて、みんなの党の公認候補となった新人の藤岡佳代子氏(47)、共産党新人の植木正勝氏(60)らは及ばなかった。 井原氏は専修大経営学部卒。衆院議員秘書を経て1995年から県議(旧伊予三島市区)に連続3回当選、2004年から四国中央市長を3期9年務めた。 県選挙管理委員会によると、愛媛選挙区の投票率は49.40%で、前回2010年を8.16ポイント下回り過去最低となった。
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