愛媛県と松山市は14日、海水温が上昇しているため、腸炎ビブリオによる食中毒注意報を出した。9月30日まで。 腸炎ビブリオは、海水温が20度を超えると大量増殖する。潜伏時間は10~18時間で、発症すると激しい腹痛や下痢を起こす。真水に弱い。 予防策として、魚介類の調理時は真水でよく洗う▽専用まな板などを使う▽増殖を防ぐため短時間でも4度以下の冷蔵保存を徹底-などを挙げている。 県によると、腸炎ビブリオによる食中毒は2007年以降、発生していない。県薬務衛生課は「清潔、迅速、温度管理に注意を」と呼び掛けている。
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