「第6回伊丹十三賞」受賞者のリリー・フランキーさん(51)と同賞選考委員の映画監督周防正行さん(58)のトークショーが12日、愛媛県松山市湊町7丁目の市総合コミュニティセンターであった。周防さんが進行役を務め、リリーさんが約900人を前に、生い立ちや表現への思いなどを軽妙な語り口で披露した。 同賞は2008年、伊丹十三記念館(松山市)を運営するITM伊丹記念財団が創設。リリーさんは、イラスト、デザイン、文筆、俳優など多分野での活躍が評価された。 リリーさんは家族との思い出や、映画監督やエッセイストなどとして活躍した伊丹氏への憧れを明かした。学級新聞など創作活動に打ち込んだ学生時代を振り返り、伊丹氏を見習い「一つの職業に決めなくていいんだ。何になりたいか分からなかったが、表現したい時は、伊丹さんみたいに一つ一つちゃんとした作品を作ればいいと思った」と話した。
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