四国電力の家庭向け電気料金の引き上げが9月1日実施の見通しとなったことが19日分かった。値上げを審査している経済産業省の専門委員会は今月中に査定方針を示す予定だが、経産相の認可手続きや利用者への周知などで約1カ月間必要なためで、四電が目指していた7月1日から2カ月遅れの値上げとなる。 専門委の審査は大詰めを迎え、さらなるコストの削減を求める査定方針を24日の会合でまとめる。四電が申請した平均10.94%の値上げ幅は先行他社と同様に2ポイント程度圧縮されるとみられる。専門委が示した査定方針を基に消費者庁と協議するなどして経産相が認可。四電が実施10日前までに利用者へ値上げ内容を周知する。 四電は月初での料金改定方針を示しており、専門委の審査が長引いたことから8月1日の値上げは困難となり、9月1日の見通しとなった。
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