県国公立幼稚園PTA大会が5日、愛媛県松山市祝谷町1丁目のエスポワール愛媛文教会館であった。教育評論家の親野智可等(本名・杉山桂一)さんが「叱らなくても子どもは伸びる」と題し、共感型の子育てを提唱した。 親野さんは「子どもは叱られ続けると、自信をなくし、努力や向上心がしぼむ。愛情不足を感じて親を困らせる行動を取る」と、否定的な言葉が悪循環につながると指摘。 「叱らないシステムづくりには言葉と行動の工夫が必要」と強調し、否定語を使わずによい部分を褒める、自分から歯磨きができるよう食卓に歯ブラシを用意しておくといった具体例を挙げた。さらに「子どもをぼろぼろにせず、自己肯定感を育てる親になって」と呼び掛けた。
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