県精神保健福祉大会「心のふれあい講座」が5日、愛媛県松山市湊町7丁目の市総合コミュニティセンターであった。お笑いコンビ松本ハウスのハウス加賀谷さんが、統合失調症の経験から「偏見をなくすことも大切だが、自分がどう生きるかが大切」と語り掛けた。 県精神保健福祉協会などが主催し、精神科病院の関係者ら約750人が参加した。 加賀谷さんは集中力が続かず、幻聴に悩まされるなどと症状を説明。中学2年ごろから、友人の声で「くさい」という幻聴が聞こえ「自分の殻に閉じこもった」という。 統合失調症の人に向けては「人それぞれペースがある。焦らないこと、決してあきらめないこと」と訴えた。
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