愛媛県大洲市中心部で2日、「大洲まつり」が始まり、「お成り」や「大名行列」として親しまれる八幡神社(阿蔵)の御神幸行列が城下を練り歩いた。「ドン、ドンドン」と1拍と2拍が交互する太鼓に合わせ、大洲藩主加藤家の家紋である蛇の目紋に身を包んだ大洲藩士らが厳粛にみこしを先導した。 神社関係者や地元住民、中学生ら約270人が参加。ほうきで道を掃く「御先払い」を先頭に、長柄やりを持った「御長柄(おながえ)」の侍や奉行、太鼓、みこしなどが続いた。 一行は午前10時すぎに神社前を出発。「歩調合わせ」の合図で、侍は左右の歩調を合わせた。みこしからは「ちょうさ」の掛け声が響き、途中から大洲城天守復元10周年を記念した住民による大洲藩鉄砲隊も加わった。
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