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核めぐる言葉、敏感に 米出身詩人が松山で講演

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 核の問題を追究してきた米国出身の詩人アーサー・ビナードさん(46)が20日、愛媛県松山市文京町の愛媛大グリーンホールで講演し、国やマスメディアが意図的に使う言葉に流されない冷静な視点を持つ大切さを訴えた。 「憲法9条をまもる愛媛県民の会」主催。ビナードさんは、広島の被爆者に体験談を聞いた際、原子爆弾を「ピカドン」と呼ぶのを耳にし、「学校で教わった言葉との違いを感じた」と述べた。 英語の正式名称や、直訳した原子爆弾、核兵器は「言葉を作った開発者の視点が組み込まれている」と指摘。「ピカドンは体験を踏まえたものだ。正式名称をそのまま使っていると、われわれは国などの既得権益に利用されてしまう」と警鐘を鳴らした。

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