愛媛労働局は31日、9月の県内有効求人倍率(季節調整値)は前月比0.02ポイント減の1.11倍で、8カ月ぶりに低下したと発表した。製造や卸売・小売などで新規求人の伸びが鈍化していることから、基調判断を6カ月ぶりに下方修正し「一部に弱さが残るものの、緩やかに改善している」とした。 有効求人数(原数値)は前年同月比4.7%増の2万6981人で、新規求人は1.2%増の1万130人。主な産業別では、飲食店調理員の求人増などで宿泊・飲食サービスが10.4%増、介護職などの医療・福祉が9.5%増となった。一方、昨年大口求人があった反動で運輸・郵便は14.5%減、繊維などの製造が0.2%減となった。
↧