第19回「全国かまぼこ板の絵展覧会」が20日、愛媛県西予市城川町下相のギャラリーしろかわで始まった。海外6カ国と日本各地から届いた計1万1399点の作品が会場を埋め尽くしている。12月8日まで(火曜日休館)。 今年の展示テーマは「ありがとう 小っちゃな板の大きな大きな物語」で、浅野幸江館長は「感謝を込めて19年間を振り返り、来年はいい20歳を迎えられるようにしたい」と話す。引き続き、東日本大震災の被災地を励ます作品も多い。 会場は、豊かな色使いと力強さを併せ持つ子どもの作品など、見る人の心を打つ力作でいっぱい。出品者やかまぼこ板の絵ファンらが大勢訪れ、じっくり鑑賞していた。5日に亡くなった西山佳代子さん(46)=横浜市=の特別展では、多くの人が故人に思いをはせ、温かみのある作品に見入っていた。
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