愛媛県八幡浜市の特産で、国内最大級の大玉として知られる富士柿の収穫が最盛期を迎えている。富士山に形が似ていることから付けられた名にたがわない存在感で人気を集めており、農家は一つ一つ丁寧に摘み取っている。 JA西宇和(同市)によると、平均400~500グラムと大ぶりの富士柿は渋柿の一種で、全国でも八幡浜でしか栽培されていない。今期は果実が成長する6~7月の天候に恵まれ、玉太りのいい豊作になっているという。 主要産地である市東部の国木地区では24日、菊池良治さん(36)が両親とともに1ヘクタールの園地でたわわに実った果実を摘み取り。「甘さが十分のって、果肉もしっかりしている」と出来栄えに自信をみせながら、11月末まで続く収穫作業に汗を流していた。 収穫した富士柿はアルコールで4~5日間渋抜きをした後、主に関東方面へ出荷する。
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