愛媛CATV(愛媛県松山市)は21日、低価格のスマートフォン「ケーブルモバイル」を販売すると発表した。電話番号など固有情報を記録したSIMカードと端末機器を含む月額基本料は2千円未満で、12月中旬の販売開始を目指す。顧客を戸別訪問し相談に応じる地域密着のサービス体制を生かし、初心者や高齢者、子どものニーズも掘り起こす狙い。同社によると、四国に本店を置く企業で格安スマホの販売は初めて。 格安スマホの事業者は、主に回線(3G、LTE)をNTTドコモなどの大手通信会社から借りてサービスを提供する。月額7千円程度の基本料が必要な大手のスマホと比べて通信速度は遅いが、大規模な設備投資を必要としないため、安価なのが特長。イオンやビックカメラなど異業種の参入が相次いでいる。 愛媛CATVによると、米グーグルの基本ソフト「アンドロイド」を搭載。通信速度は200キロビットで、アプリダウンロードなどには時間が掛かるが、ネット閲覧などはスムーズに行える。
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