「高校生のための文化講演会」(公益財団法人一ツ橋文芸教育振興会、愛媛新聞社主催)が15日、愛媛県松山市持田町2丁目の松山東高と同市空港通5丁目の済美平成中等教育学校であった。作家の中野京子さん(東京都)が「西洋名画のみかた」と題して、絵画の楽しみ方について語った。 講演会は高校生の将来の指針にしてもらおうと、作家や評論家を講師に1966年から開催し、県内は延べ95校で実施。中野さんは、西洋の歴史や芸術に関する知識をもとに美術エッセーや歴史書などを執筆しており、「怖い絵」「名画の謎」シリーズなどの著書がある。 松山東高では、全校生徒約1100人を前に、宗教画や印象派の絵画を示しながら鑑賞のポイントを紹介。「絵画には特有の『言葉』がある」とし、絵の中でこちらを見ている人はほとんどの場合が画家であったり、画中画には意味が込められていたりすることを語った。
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