未来の研究者を育てようと愛媛県松山市文京町の愛媛大で13日、科学イノベーション挑戦講座があり、理科が得意な市内の中学生10人が「えひめ高校生サイエンス・チャレンジ」に参加する県内11校の高校生44人と合同で、大学レベルの概念を含む、食品着色料を使った化学実験に取り組んだ。 科学技術振興機構の次世代科学者育成プログラムの一環。高校生は14日も同様の実験を行い、課題を各校に持ち帰って研究成果を来年2月に発表する予定。 実験の題材は、菓子などの食品に緑色を付ける着色料の青色2号の成分であるインジゴカルミン。黄色から空気に触れ酸化すると赤色を経て緑色に変わり、時間がたつと元に戻る。 参加者は11グループに分かれ、酸素濃度や温度などの条件と反応速度の関係を調べた。
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