愛媛県の松山市は13日、台湾・台北市の市政府庁舎で友好都市協定を締結し、両市長が握手をして協定書を交わした。松山市の友好・姉妹都市は、米国・サクラメント市(1981年)、ドイツ・フライブルク市(88年)、韓国・平沢市(2004年)に続き4市目。 協定内容は、観光プロモーションの共同実施▽文化・スポーツ体験を通じた交流▽青少年交流▽経済発展につながる民間交流―など。 締結式には野志克仁市長、清水宣郎議長ら松山市からの訪問団約50人と台北市のカク・リュウヒン市長ら約20人が出席した。 カク市長が「市政府責任者へ確実に協定内容を推進することを伝え、松山市との連携関係を密接にしたい。(松山市と台北市を結ぶ航空機の)定期便が実現するよう取り組みたい」とあいさつ。野志市長は、現在知事の中村時広市長時代に当時横浜市長だった中田宏衆議院議員の協力で交流が進んだことも紹介。「松山市と台北市との友好の絆をより強固にし、両市の発展につなげたい」と述べた。 このほか、訪問団は松山市から贈ったからくり時計の仕掛けを追加したお披露目やJR松山駅と台鉄松山駅との友好駅協定1周年の式典にも参加した。
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