9月に10、20代の遭難事故が相次いだ愛媛県西条市西之川の石鎚山系で7日、西条署山岳警備救助隊員や市職員など10人が山頂への登山道を点検し、順路を示す案内板や危険箇所を確認した。 参加者は、西之川登山口から成就社や登山道途中の八丁坂を目指した。道中では、朽ちて倒れたり、見えづらかったりする案内板を発見。「素人を基準に考えよう」「残りの距離だけでなく所要時間を書いてはどうか」など間違えそうな分岐点を確認していた。 成就社の宿泊施設では、登山の注意点や遭難時の対応を書いたチラシを配布。救助隊の山本貴之警部補は「最近は携帯の衛星利用測位システム(GPS)を頼りに登る若者も出てきた。装備をそろえ、最初は整備されたルートを通ってほしい」と話した。
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