第33回愛媛の陶芸展(愛媛陶芸協会、愛媛新聞社主催)の作品審査が13日、砥部町大南の同町商工会館であった。最優秀の愛媛陶芸協会賞に河端一海さん(63)=一海窯、同町総津=の「青白磁鮎文花瓶」、同じく最優秀の愛媛新聞社賞は福岡福幸さん(52)=福幸窯、同町大南=の「星の花器」が選ばれた。 「工芸作品」と「生活陶磁器」の2部門に、同協会員42人が、工芸作品64点、生活陶磁器72点の計136点を出品した。審査は公開で、「工芸作品」は九谷焼作家で人間国宝の吉田美統さん(81)=石川県小松市=と、大阪市立東洋陶磁美術館名誉館長の伊藤郁太郎さん(81)=奈良市=が、最優秀ほか優秀2点、奨励4点を選んだ。「生活陶磁器」は、愛媛調理製菓専門学校の渡辺雅子校長ら3人の審査員が、優秀1点、奨励3点を選んだ。 同展は8月23~27日、松山市湊町5丁目のいよてつ高島屋で開催される。
↧