愛媛県レッドデータブックで絶滅危惧Ⅰ類に指定されている「ナゴヤダルマガエル」が、広島市の安佐動物公園から県立とべ動物園(砥部町上原町)に無償譲渡され、30日から一般公開されている。県内では2005年に大三島で確認されたのが最後で、園は「実物を見てもらい、情報提供につながれば」と期待している。 譲渡を受けたのは4匹で、園はそのうち2匹をスネークハウス内の通路に展示。担当飼育員の永峰令子さん(45)によると、体長は約5センチ、体重は23~34グラム。おとなしい性格という。トノサマガエルに似ているが、背中の縦線がなく、ややずんぐりし、おなかはまだら模様。低い声で「ギューギュー」と鳴く。情報提供はセンター=電話089(931)8757。
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