「２１世紀えひめの伝統工芸大賞」の２０１４年度入賞作品展が、愛媛県松山市南堀端町の伊予銀行本店ロビーで開かれており、愛媛の伝統技術に現代風のアレンジを加えた逸品が訪れた人の目を引いている。９日まで（土・日曜日は休み）。 伝統工芸大賞は、市場価値の高い工芸品を発掘しようと県などが０１年度に創設。今回は大賞の該当はなく、準大賞になった西条市の竹田昌弘さん（４５）の「いまばりガーゼショール」など入賞作品１２点を展示している。 竹田さんの作品は、今治タオルの織り技術で、三重織りのガーゼ素材に織り上げた大判ショール。柔らかい肌触りで軽く、吸水・速乾性に優れている。ほかにも、紙や砥部焼、竹細工などを用いた斬新な作品が並ぶ。
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