愛媛県今治市出身のジャーナリスト故長井健司さん=当時(50)=が2007年、ミャンマー反政府デモを取材中に治安部隊の銃撃で死亡してから7年となる27日、遺族が同市山路の大谷墓園墓地を訪れ、遺品のビデオカメラの返還と真相究明を祈った。 妹小川典子さん(54)=同市大西町脇=が墓前に線香を供え合掌。「(客観的に見て)7年はかなりの時間がたったが、兄の死から時間が止まっているようで早く感じた」と振り返り、日本政府を通じて求めているカメラの返還が進まない点は「置き去りにされていると思うときもあるが、政府を信じて任せるしかない」と歯がゆさをにじませた。
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