第2次世界大戦の戦災写真や焼夷(しょうい)弾の残骸などを集めた「戦災と平和展」が17日、愛媛県松山市湊町7丁目の市総合コミュニティセンターで始まった。21日まで。 松山、今治、宇和島など四国の空襲や東京大空襲の写真パネル、焼夷(しょうい)弾の模型など約120点を展示。罹災(りさい)証明書や防空頭巾、空襲への心構えをまとめた「防空必勝の誓」などの資料のほか、終戦の詔書や全国主要都市戦災概況図などの文書も並ぶ。 松山空襲の犠牲者数を検証している民間団体「松山市戦災遺族会」は作成中の死没者名簿を公開。市主催の平和資料展以外での公開は初めてで、松山空襲の犠牲者として氏名や死亡年月日が未確定な事例も含め525人分を名寄せのために紹介し、遺族らに情報提供を求めている。
↧