元中学校教諭ら4人が手掛けたあんどんや書、竹細工など約100点を紹介する企画展「和紙・墨・竹と戯れて」が14日、愛媛県西条市丹原町池田の佐伯記念館・郷土資料館で始まった。来場者はあんどんの柔らかな明かりの中で作品を楽しんでいる。21日まで(16、17の両日は休館)。 企画展は、趣味ですいた和紙を使ってあんどんを制作している元中学教諭の元山登茂郎さん(74)=西条市玉之江=や、約40年前から書道を続けている弟で会社役員の荘一郎さん(72)=東京都=らが2008年から隔年で開催。今回は市内在住の友人2人も竹細工などを出品した。 会場には、だるまの絵に書を添えた作品、ミツマタの枝やガラス瓶などを利用して作った色とりどりのあんどんのほか、竹製のトンボをあしらった一輪挿し、「竹のささやき」と名付けた耳かきなどを展示。来場者は「すごい」「これも面白いね」などと感心しながら見入っていた。
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