愛媛県教育委員会は28日、県庁で開いた定例会で、小学6年生と中学3年生を対象にした全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の市町教委別の結果を報告した。20市町のうち四国中央市教委を除く19市町教委が公表に同意。総合平均正答率は小学校で7.1ポイント、中学校で17.7ポイントの開きが見られた。 文部科学省は今回から都道府県教委による市町村別、学校別成績の公表を解禁した。 市町教委別の公表に踏み切った理由について愛媛県教委は「学校や家庭、地域が結果を共有し、共通認識の下、子どもたちの学力向上に取り組むきっかけになると捉えている」と説明している。 全国学力テストは4月に実施。国語と算数・数学の2教科で知識を問うA問題、活用力をみるB問題に分かれている。25日には文科省が都道府県別の結果を公表し、愛媛は小学校が全国22位、中学校が8位だった。
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