局地的豪雨による土砂災害で大きな被害が出た広島市で、四国管区機動隊愛媛中隊の隊員36人が23日から27日まで、行方不明者の捜索活動を行った。 隊員らは特に被害の大きかった安佐南区八木地区に入り、捜索活動に従事。スコップで岩が交じる土砂を掘り、バケツリレーで運び出した。断続的な雨で二次災害の恐れがあるため、作業の中断も余儀なくされた。汗が噴き出す蒸し暑さの中、足場がぬかるみ力が入りづらい状況で、思うに任せない作業が続いた。 隊員らは5日間の捜索活動で行方不明者2人の遺体を発見した。児玉啓史中隊長は「一定の任務を達成できた。まだ行方不明者がいる現場を離れるのは無念だが、次にしっかり引き継ぐ」と語った。
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