愛媛大考古学研究室と上島町が行っている同町弓削佐島の宮ノ浦(みやんな)遺跡の調査に、中国と韓国の学生計9人が参加している。11日から愛媛大の学生と寝食を共にしながら発掘を進めており、調査技術を学ぶとともに国を超えた友情を深めている。学生は、中国の四川大と山東大、韓国の東洋大学校の学部生と大学院生。中国の学生は、愛媛大の村上恭通教授らが四川、山東両大で調査を続けている縁で昨年から加わっている。東洋大学校の学生は、同学校の柳本照男教授が村上教授に依頼し初めて参加した。 愛媛大の槙林啓介講師によると、国内の遺跡を3カ国の学生が共同調査する例は聞いたことがないという。
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