流派、会派を超えた女性書家の作品を集めた愛媛女流書家連盟展が10日、松山市堀之内の県美術館南館で始まった。14日まで。 同連盟(藤岡抱玉会長、135人)は、県内の女性書家が交流し、研さんする場として1978年に発足。今年は「立」をテーマに、127人が近代詩文、漢字、かな、前衛などの作品を出品している。 種植翠苑さん(伊予市)の杜甫句は、表情豊かな象形文字で、余白をきれいに分割する線が目を引く。丸い画面に対する文字の収まりも面白い。松下琴舟さん(松山市)は墨色が美しく、空白を生かした構成で「独立」の字を仕上げた。
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