スーパーのフジ(愛媛県松山市、尾崎英雄社長)がこのほど農業生産法人フジファーム(同、友清裕代表)を設立し、農業に参入したことが10日分かった。県によると、県内小売業者が農業生産法人を立ち上げたのは初めて。同ファームは内子町論田などの農地3カ所計3.4ヘクタールを借り、野菜や果樹の栽培に取り組む。 設立は5月29日付で、資本金は500万円。フジのほかに建設業の久保興業(内子町)、野菜苗販売のベルグアース(宇和島市)などが出資した。モモ、ナシ、キャベツ、ブロッコリーなどを栽培し、フジの県内店舗で販売。初年度は売上高1200万円を見込む。
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