愛媛県松山市は4日、毒を持つセアカゴケグモの雌が、8月2日に上市2丁目の住宅地で1匹見つかったと発表した。県生物多様性センターが現場周辺を調べたが、繁殖はしていないとしている。7月26日の下伊台町での発見に続き市内では2例目で、現時点で健康被害の訴えはないという。 市環境指導課によると、2日午前、住民が自宅外壁でクモを見つけ、殺虫剤を噴霧して駆除した。県生物多様性センターは発見現場や周辺に殺虫剤を散布するとともに、住民が撮影した死骸の写真を環境省に送り、4日にセアカゴケグモの雌の成体と特定された。 市は「繁殖はしていないため、何かに付着して移動してきたのでは」と推測。近く近隣世帯にチラシを回覧し、注意を呼び掛ける。
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