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平和の折り鶴、祝儀袋に 四国中央の紙製品会社

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 「結婚や出産、新たな希望や喜びの場面で、平和あってこそのものだと感じて」―。広島市で6日に開かれる「原爆死没者慰霊式・平和祈念式」を前に、今年も広島市の平和記念公園にある原爆の子の像には老若男女、国籍を問わず多くの人たちが折り鶴を手向けている。愛媛県四国中央市中曽根町の今村紙工は、広島市から譲り受けた鶴を再生紙にし、祝儀袋とポチ袋を製作。心を込めて折られた一羽一羽を、相手を思って贈る包みに変え、平和への願いを共有したいと願っている。 広島市平和推進課によると、像には年間約1000万羽、重さ約10トンの折り鶴が供えられる。焼却していた折り鶴を展示するため、市は2002年度分から保管していたが、展示以外の活用方針を探って市民から意見を募集。折り鶴に託された思いを共有して広げていくため、12年5月から個人や団体への配布を始めた。

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